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外壁塗装にかかる費用の相場は?詳細内訳も分かりやすく解説

2022/12/08
ブログ費用相場

戸建て住宅の外壁塗装をしようと考えたときに、一番最初に調べるべきなのは費用相場です。
外壁塗装の費用相場は業者によってバラバラ。知識が全くない状態で、目についた業者やとにかく安いだけの業者に依頼してしまい、後々後悔・・・そんな方も数多く存在します。
この記事では後々後悔しないために、外壁塗装の費用相場、外壁塗装の内訳、内訳の相場について解説していきます。
きちんと知識を持つことで、お家の塗装も適正な価格の業者に依頼出来るようになります。

■外壁塗装の費用相場は?

塗装の相場は30坪で81〜162万円、40坪で91〜174万円が相場の目安です。
2022年現在、原材料価格の高騰により塗料の値段も上昇傾向にあります。それに伴い、外壁塗装にかかる費用相場も上昇してきています。
この記事で記載している価格相場は、塗料の値上げを加味した外壁塗装費用相場をご紹介しております。
相場に大きく開きがあるのは、使用する塗料の種類や塗装面積、劣化の進行具合など、さまざまな要因によって変動するからです。そのあたりも詳しく詳細を見ていきますのでご確認下さい。

では、この相場の内訳がどのようになっているのかも把握しましょう。

■外壁塗装の費用内訳

塗装業者から見積を頂いた際に、合計金額だけで判断するのではなく、内訳まで知っておいたほうが材料に悪いものが使われて、工事代や人件費を多くとられていた等の問題を回避できます。
ここでは、外壁塗装の代表的な費用項目を確認しておきましょう。
主に、外壁塗装費用の内訳は、「材料・塗料代」「工事代(人件費)」「足場代」「その他工事費・運営費」の4つに分けられます。

・材料・塗料代 【15%~20%】

材料・塗料代は、工事費用の約15%〜20%をしめています。
含まれる内容は塗料はもちろんの事、ビニール養生、飛散防止ネット、下地調整材、ローラー刷毛等道具類、シーリング充填材など、塗装をするために使用するものすべての費用がこちらに含まれます。
塗料には沢山の種類があり、選ぶ塗料によって価格が大きく変わってきます。

塗料        耐久年数    費用(1缶あたり)
アクリル      約3年~5年   5,000円~15,000円
ウレタン      約5年~7年   5,000円~20,000円
シリコン      約7年~10年   15,000円~40,000円
フッ素       約15年~    40,000円~100,000円
(変性)無機    約15年~    50,000円~120,000円

※各塗料製品によって価格は異なります。

ーアクリル塗料

アクリル樹脂を主成分とする軽量な塗料で、費用が安いことが一番のメリットと言えます。
しかし、紫外線に弱くひび割れ(クラック)を起こしやすいため耐久年数が短いのがネックになります。

ーウレタン塗料

ウレタン樹脂が主成分の塗料で、強い弾性がありひび割れ(クラック)や変形にとても強い塗料です。ひび割れ(クラック)や変形には強いのですが、アクリルと同様紫外線に弱く黄色く変色してしまう事が起こりやすいので早めの塗り替えが必要になります。

ーシリコン塗料

シリコン樹脂を主成分とする塗料で、外壁塗装の塗料といったら基本的にはこのシリコン塗料が使われることが一番多いです。費用がそこまで高くない割に耐久性や耐水性が高いのでメインの塗料として使われています。

ーフッ素塗料

フッ素樹脂を主成分とする、耐熱性や耐寒性に優れた塗料で、近年注目を集めている新しい塗料です。高級塗料と言われる部類で、現在主流であるシリコン塗料よりも単価が高いですが、汚れにも熱にも強く、劣化しずらいので次の塗り替えまで長持ちします。

ー(変性)無機塗料

無機塗料は、無機物が配合された塗料のことで、紫外線によって劣化する樹脂成分がほとんど含まれないので、耐候性に優れています。ただ、この塗料には職人の技術がないと本来の性能を引き出せないと言われるくらい塗装が難しいので、無機塗料で塗装する場合は業者選びを、特にこだわる必要があります。

・足場代【15%~20%】

架設/解体を含めた「足場代」は、工事費用の約15%〜20%をしめています。
足場は、職人が安全に作業する為に必ず必要な物で、足場の材料を運ぶ運搬費と、足場を組む施工費を合わせたものになります。この組み立て作業には国家資格が必要になります。
足場費用には業者によっては、塗料が飛び散らないようにするためのメッシュシート(養生)の費用が加わっていることが多いので、「材料・塗料代」に含まれているのか、それとも足場の費用に含まれているのかで%の費用割合が変わってきますので、良くチェックしましょう。

足場の費用相場は700〜800円/㎡、メッシュシート(養生)の費用相場は100〜180円/㎡が相場です。延べ坪数が30坪の場合、足場代が69,300円〜79,200円、メッシュシート代9,900円〜17,820円だと覚えておきましょう。

この足場代は、最近業者が料金を安く見せる為に無料にすることが多く見受けられますが、実際には外壁塗装費用の約20%をしめ、組み立てに国家資格が必要な足場代を無料にするのは不可能で、先にご説明した塗料代にその分上乗せをしたり、この後ご説明する人件費や運営費が高額になっていたりするので注意が必要です。

・人件費(工事代含む)【20%~30%】

塗装や洗浄、養生等、工事を行う職人にかかる「人件費」は、工事費用の約20%〜30%をしめています。
ベテランの業者の職人さんと経験の浅い業者の職人さんでは、費用が異なってきますので、人件費があからさまに高い場合以外は、費用の中で上下しやすい部分です。

工事項目       相場価格
施工費        1,000円~2,000円 /㎡
飛散防止ネット    100~200円/㎡
高圧洗浄       100~300円/㎡
養生         250~400円/㎡
シーリング打ち替え  900~1,500円/m
シーリング打ち増し  500~1,000円/m
下地補修       1,700〜2,500円/㎡
現場管理費      30,000円~50,000円
廃材処理費等     10,000円~30,000円

塗装の工期が長いとその分人件費がかかるので、ベテランの塗装屋の職人さんに手早く塗装をしてもらうことも、人件費を抑える方法になりえます。

・運営費・諸経費【20%~30%】

運営費・諸経費は、工事費用の約20%〜30%をしめています。
これには何が含まれているのかというと、塗装工事でかかるその他雑費関連で「運搬費」や「交通費」「駐車代」など様々な物が含まれます。
その他に大切な物で、補償などのアフターフォローもここに含まれております。
運営費・諸経費は安ければ安いほうが良いと感じますが、極端に安い場合は保証が全くなかったり、アフターフォローがない業者もございますので注意が必要です。
大手のハウスメーカーや、大手のリフォーム業者はこの項目が高額になっていることが多いのでそちらも注意が必要です。

■外壁塗装の失敗しない為の知識

外壁塗装費用の内訳を理解しただけでは、まだまだ無駄に費用がかかってしまうリスクがあります。失敗しない為の知識もまとめましたので、費用の内訳と一緒に把握しておきましょう。

・追加費用

1番遭遇しやすいものとしては、追加費用です。
追加費用が悪質かというとそういう訳ではなく、外壁塗装は現地調査を行ってから見積りを決めるものですが、いざ塗装を開始すると、見た目では判断できなかった場所がかなり劣化しており、見積に含まれていなかった材料や人件費が必要になる事があるからです。
しかし、中には悪質な業者もあり、見積りの際にはかなり安い額を提示しておき、その後、工事を追加することで、請求額を吊り上げる業者も存在します。
そうならないためにも、この後の「適正価格で外壁塗装を依頼するには」で方法をご紹介していきます。

・支払いのタイミング

外壁塗装のお支払いで一般的なのは
①工事完了後の一括支払い
②契約時に一部を支払い、工事完了後に残金支払い
この二つになります。> しかし、契約時に一括支払いの業者も少なからず存在しており、金額を支払ったがその後連絡がつかなくなる等のトラブルに発展する可能性もございます。
いくらトータルの費用が他の業者よりも安く、良い塗料で見積りを出してもらっていても塗装してもらえないのでは全く意味がありません。
見積りを出してもらう際に、一緒に聞いておいた方が良いでしょう。

・大幅値引きに注意

見積もりを依頼した際、「キャンペーン中大幅値引き」や「足場代無料」などと、相場よりも大幅に低い代金を提示してくる業者があります。
このような会社は、追加費用で大きい金額を請求されたり、使用する塗料の量を規定よりも減らしていたりしている可能性もあり、保証やアフターフォローが一切ないなんてことも多く見受けられます。
外壁塗装はどうしても一定以上の費用がかかるため、大幅に値引くことが難しいからです。
大幅な値引き額を提示された場合にはなぜ安くなるのかをしっかりと確認して、納得してから依頼するようにしましょう。

・中間マージン

大手のハウスメーカーやリフォーム業者など塗装専門店以外の業者に依頼した場合は、塗装を下請けや孫請けの業者に依頼するため、どうしても費用が高くなります。これが中間マージンです。
同じ内容の塗装であっても、中間マージンによって費用が1.2〜1.5倍になる事は当たり前に起こります。
大手のメリットとしては安心感がある事ですが、自分で調べる事で費用を抑え、無駄な中間マージンを抑えた方が良いでしょう。

■適正価格で外壁塗装を依頼するには

適正価格で依頼するために、チェックしなければいけないポイントがいくつかあります。

・細かい点検

物件に合った適正な見積もりを出してもらう為には、細かく点検してもらうことが大切です。
物件によってデザインや劣化症状は異なり、外周の長さや窓の数も異なり、塗装面積も変わります。その他にも様々な違いがあるので、適正価格で最適な塗装を依頼するためには、ご自宅を細かく点検してもらう必要があります。
必ず見積りを出してもらう際には、細かい点検をしてもらってからにしましょう。反対に細かい点検をせずに見積りを出してくる業者は、後々追加費用がかかる可能性が高いと言えます。

・見積り詳細

点検後に見積りを貰ったら、以下のポイントをチェックしましょう。

ーポイント①塗料メーカー名と商品名が明記されているか

塗料にも沢山種類があるように、同じ塗料でも色々なメーカーから発売されています。
メーカーによって価格も異なり、樹脂の含有量や化学結合の強さなど、品質にも差があります。
そのため「〇〇塗料」という記載だけではよく分からないので、塗料の種類とメーカー名まで分かるのが理想です。

ーポイント②単価や数量等が「一式」になっていないか

一式と聞いただけでは問題ないように感じてしまいますが、良く考えてみるとあまりにもざっくりしすぎた表現だと気づくはずです。
どこの場所まで含まれているのか曖昧でよく分からず、塗装されると思っていた場所が塗装されておらず、追加費用が発生したり、曖昧な表記がゆえに適正な見積りかどうかが分からなかったりもします。
どこが含まれていて、どこが含まれていないのか、必ずチェックする必要があります。

ーポイント③作業内容が細かく記載されているか

塗装費用だけでまとめられているような見積りは流石にないとは思いますが、「下部〇〇調サイディング」「上部サイディング シリコン」等、出来るだけ細かく記されているかどうかの確認は必ずしましょう。

ーポイント④塗装面積が「㎡」表記になっているか

塗装面積が記載されているという事は、細かい点検がしっかり行われたという証拠にもなります。そして面積がしっかり出されているという事は、どのくらいの塗料が必要になるかもしっかりと把握できているという事にも繋がるので、安心して依頼する事が出来ます。

もし見積書を見て、よく分からない項目や、気になる点があった場合は、必ず内容を確認するようにしましょう。
内容をしっかりと理解することによって、実際の工事の際の手抜き防止にもつながります。契約前の細かい対応を見て、安心して任せられる業者に依頼しましょう。

・過去の実績が優秀な業者に依頼する

適正価格で外壁塗装を依頼するのに参考になるのが、過去の施工実績です。
詳しい工程や、施工費用が掲載されていないものや写真が少ないものは捏造の可能性もあり、悪徳業者の可能性も出てきます。
各工程や、工程の写真、施工費用などが細かく掲載されている業者を選んだ方が良いでしょう。

■外壁塗装の費用を安くする方法

相場の範囲内で、かつ今までの内容を踏まえた上で、少しでも費用を抑えるためにはどうしたらよいでしょうか。
外壁塗装にかかる費用を少しでも安く済ませる方法をご紹介していきます。

・火災保険の適用【約20万円】

火災保険適用で、外壁塗装が安くなるといった広告を目にすることがありますが、実際に安くなる可能性があります。
もちろん条件があり、その条件とは
①外壁、もしくは屋根の破損が災害によるもの
②被災から3年以内に申請を行う事
③損害の補修にかかる費用が火災保険の免責金額を超えている事
の3つです。

ー①外壁、もしくは屋根の破損が災害によるもの

ここでいう災害とは自然災害の事で、風災(台風)・雪害(豪雪)・豪雨などです。
具体的な被災例ですと、台風や竜巻による屋根材・外壁材の破損、飛来物による外壁材・屋根材の剥がれ、地盤面45cmを超える浸水による外壁材の劣化などがあり、台風は日本に住む以上誰しもが経験したことがあるので、台風の後には外壁をチェックしてみた方が良いかもしれません。

ー②被災から3年以内に申請を行う事

保険が適用できるのは3年以内のものだけになります。
知らずに申請せずに外壁塗装を行ってしまった際も、3年以内であれば外壁塗装の請求書を元に保険金を申請する事が出来ます。
内容によっては、追加工事の申請も認められることもあります。

ー③損害の補修にかかる費用が火災保険の免責金額を超えている事

火災保険の免責金額は保険によって様々で、ご自身が加入している保険の免責金額の確認をする必要があります。
この免責金額を下回ってしまうと、火災保険は適用されないので注意しましょう。

この条件さえクリアしていれば、大体約20万円ほど安く外壁塗装が行えます。

・助成金・補助金の適用【約20万円~約30万円】

外壁塗装の助成金・補助金とは、ご自宅のある地域の自治体(都道府県や市区町村)が外壁塗装工事時の費用を一部負担してくれる制度です。
全国の約3分の1の自治体が外壁塗装に利用できる助成金制度を実施しており、省エネ効果がある塗料(遮熱塗料・断熱塗料)を使用することで、目安として10万~30万円ほど補助金を受け取れる可能性があります。

実施していない自治体や、金額の低い自治体などもあり、条件も各自治体により異なりますので、必ず事前に各自治体のHPをチェックして確認をしましょう。

・外壁と同時に屋根塗装【約10万円】

同時にやるならさらに費用がかかってしまうと思うかもしれませんが、外壁が劣化しているという事は、屋根も劣化し始めている可能性が高いです。
では、なぜ同時にやる事で10万円も変わってくるのかというと、答えは「足場代」です。
外壁塗装の費用の内訳でもお伝えした通り、「延べ坪数が30坪の場合、足場代が69,300円〜79,200円、メッシュシート代9,900円〜17,820円」の費用がかかってしまいますので、同時にやってしまった方がこちらの費用を1回に済ませられるのでお得という考え方です。

■外壁塗装の支払い方法

過去の外壁塗装の支払いは現金でおこなうケースが多く見られましたが、近年ではクレジットカードでの支払いや、ローンに対応している業者も増加しています。
特に大がかりな塗装で100万円を超えるようでしたら、ローンがお得になる事もあるので、こちらもしっかりと見ていきましょう。

・現金

一番オーソドックスな方法ではありますが、「外壁塗装の失敗しない為の知識」でもご紹介しました持ち逃げには十分注意しましょう。
基本的には塗装後のお支払いになりますので、用意しておきましょう。

・クレジットカード

現金よりも、カードでのお支払いの方がポイントが貯まるので、お得になります。外壁塗装ですと、金額も大きくなるのでポイントだけで10,000円分が溜まってしまう可能性もあるので、依頼する際にクレジットカードが使えるかどうかも一緒に確認して見てはいかがでしょうか。

・ローン

冒頭でもお伝えした通り、外壁塗装の相場は「30坪で81〜162万円、40坪で91〜174万円が目安」です。まとまったお金が用意出来ない場合はリフォームローンも視野に入れる事も可能です。2回や3回払いが難しい場合は業者が対応しているか確認して見ましょう。
ローンを利用する場合、4つの方法があります。
①業者のローン
②住宅ローンの借入先のローン
③銀行
④その他ローン
住宅ローンを組んでいる方は、住宅ローンを組んだ会社にご相談して頂いた方が、金利を抑えられる可能性があるのでおすすめです。
住宅ローンを組まれていない方は、塗装業者によって提携ローンを紹介してくれるところもあるので、施工内容を相談する際に、料金面も相談してみましょう。

■まとめ

外壁塗装の費用相場や内訳、知識や、安くする方法などをご紹介させて頂きました。
相場を理解した上で、しっかりと細かい点検を受け、詳細な見積もりを出してもらえば「どこの費用が抑えられて安くなっているのか?」「相場より高いが、通常よりも良い塗料が使われているからだ」などと理解、納得した上で業者に依頼が出来るはずです。

外壁塗装はお家を守る大切なメンテナンスなので少し手間でも、複数の業者を比較することをオススメします。
安くする事だけにとらわれず、大切なお家のためにより良い提案をしてくれ、丁寧に対応してくれる業者を選んで、後悔のない外壁塗装にしていきましょう。