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外壁塗装のベストな時期はいつ!?塗り替えに最適なタイミングをご紹介!

2022/12/28

建物の外壁は、当然ですが時間が経過するにつれて劣化していきます。塗料の剥がれやひび割れ、大きな汚れなどが発生する前に塗り替えを検討したいところですが、外壁塗装は決して安い買い物ではありません。せっかくなら、最も外壁塗装に適した時期に行いたいですよね。外壁塗装にベストな季節や時期はあるのでしょうか? この記事では、塗装工事をするうえでどの時期に施工するのがベストなのかをご紹介させていただいております。

外壁塗装の耐用年数って何?

外壁塗装の耐用年数とは外壁や建物などその資産が「使える予定の年数」のことを指し、それには同時に限りがあることを示しています。 外壁塗装の耐用年数は大きく2つに分けられます。
一つ目が塗料の耐用年数です。こちらは各塗料のメーカーが自分たちで作った塗料の、塗装後から何年間耐久性を保っていられるかを示したものです。 二つ目が建物の耐用年数。こちらは国税庁が発表している建築材ごとの建物の寿命を発表しているものになります。 2つとも外壁塗装の耐用年数に大きく関わりがあるので、下記で詳しく説明していきます。

塗料の耐用年数

本記事ではメーカーではなく塗料の種類で、耐用年数の違いを説明します。(各塗料メーカーで出している塗料一つ一つの耐用年数を書いてしまうと膨大な量になってしまう為です)
※各塗料メーカーの塗料一つずつの耐用年数がわからなくても、どこのメーカーも塗料の種類は一緒なので、塗料の種類ごとの耐用年数が把握さえできていれば心配ありません。

塗料の種類/耐用年数の説明

アクリル系塗料

耐用年数4~7年。耐久度はあまり良くないですがコストパフォーマンスが高く他塗料と比較すると、汚れやすく耐久性に劣る。最近ではほとんど使用されていない。

ウレタン系塗料

耐久度は安定している。コストパフォーマンスが高い。汚れや色褪せに強く耐久性や施工性などバランスがよい。最近はシリコン人気が強いため、使われる頻度は低め。

シリコン系塗料

耐用年数8~15年。耐久度に信頼のある塗料で住宅の屋根、外壁の塗り替えでもっとも多く使用されている。汚れや色落ちに強い・防カビ性・防藻性など高い性能あり。

ラジカル系塗料

耐用年数8~15年。耐久度に信頼のある塗料で2012年発売の新しい塗料。シリコン系塗料と同様でコストも低い。

光触媒塗料

耐用年数10~15年。耐久度に信頼のある塗料。雨や太陽の光など、自然の力で綺麗にしてくれる効果がある。外壁のメンテナンスがとても優れている。外壁塗装工事のコストがかかる。

ピュアアクリル塗料

耐用年数12~15年。耐久度は塗料の中でもトップクラス。防水性に優れている。値段が高い為、塗装面積が多いとコストもかかる。冬場は乾燥しにくい為、工期が長くなる可能性もある。

フッ素系塗料

耐用年数15~20年、ピュアアクリル塗料同様耐久度はトップクラス。耐用年数はもっとも優れているがコストが高い。主に商業施設や大きなビルなどで使用されている。光沢感と防汚性も高い。近年は住宅の外壁用としても使われている

遮熱系塗料

耐用年数15~20年。同じく耐久度はトップクラス。熱を反射してくれる効果があり、室内を快適に保ってくれる。省エネやエコなど環境問題にも配慮。自治体によっては補助が受けられる場合がある

無機系塗料

耐用年数15~20年。耐久度はトップクラス。耐候性も強く劣化しにくいのが特徴

こちらの塗料ごとの特徴や耐用年数は塗料を選択する際頻繁に使われるものなので、是非塗装をご検討の際の参考にしてみてください。耐用年数だけで言えば、フッ素系塗料・遮熱系塗料、続いてピュアアクリル塗料、光触媒塗料・シリコン系塗料・ラジカル系塗料・ウレタン系塗料・アクリル系塗料という順番ですね。ご覧頂ければわかると思いますが、外壁塗装工事の時にアクリル系塗料はほとんど使用されません。現在はシリコン系塗料が主流で、10年くらいの耐用年数は保てるようになっています。しかしながら、各メーカーは新築時に塗装することを想定して耐用年数を考えていることもあるため、「新築時」と「10年後の外壁塗装工事」での耐用年数にはズレが生じる場合もあります。

では、各メーカーで出されている耐用年数というのは、どうやって計算されているのか。それは各塗料メーカーが「促進耐候性試験機」と呼ばれる試験機を用いて、塗料の耐久性・耐用年数を検証して数値を出しています。

促進耐候性試験とは

促進耐候性試験とは、試験機を使い、擬似的に太陽・雨などの外的要因に晒された状態を作り出し、劣化具合を確かめる機材のことを言います。しかし、この実験機を用いて計算された耐用年数は、実際の環境下で行われたものでないことと、約10年サイクルで塗装されることを想定したものではないため、「新築時」と「10年後の外壁塗装工事」での耐用年数にズレ生じるわけです。かといって、各塗料メーカーが出している耐用年数を全く信じてはいけないということではなく、あくまでも目安として覚えておくことが望ましいです。

外壁塗装の塗り替え時期の目安

それでは、一体塗り替えがベストな時期は、いつなのでしょうか。
それは、以下の3つの内容によって主に決まります。

・ 塗料の耐用年数
・外壁の劣化症状
・外壁の使用素材

建物の外壁でよく使われている窯業(ようぎょう)系サイディングやモルタルは、セメントが主成分です。セメントの表面は防水性が低いため、そのままの状態では雨水が染み込んでしまいます。そのため、表面を塗装して保護しなければなりません。しかし、塗膜が劣化すると外壁が風雨や紫外線にさらされて、建物の腐食を進めてしまいます。
塗膜におおわれた外壁は、適切なタイミングで塗り替えが必要です。以下にて、外壁塗装のベストな時期について、塗料の耐用年数と外壁の劣化症状に分けて詳しく解説していきます。

前回の塗装から10年前後経過していたら塗り替えのタイミング

外壁塗装の塗り替え時期の目安で注目したいのは、前述しました通り塗料の耐用年数です。外壁に使われる塗料には上記の通り多くの種類があり、それぞれ耐久性能が違う為注意が必要です。

改めて主な塗料のタイプ別の耐用年数をまとめますと、
・アクリル塗料 3~8年
・ウレタン塗料 5〜10年
・シリコン塗料 8〜15年
・フッ素塗料 15〜20年
これまでは、一般住宅の外壁塗装ではウレタン塗料かシリコン塗料がよく使われていましたので、5〜15年前後で塗り替えタイミングとなります。塗装タイミングを逃して、外壁が破損したり、雨漏りが発生したりすると住宅が腐食する可能性が高いです。

家の構造体が腐食すると、外壁塗装よりも莫大な補修作業になる可能性が非常に高く、リフォーム費用がかかることになるでしょう。
そのため、外壁塗装は塗膜が機能を失う前に塗り替えることがひとつの基準になります。

外壁塗装をおこなうべき劣化のサイン

外壁塗装はどういう症状が出たら検討すべきでしょうか?ここでは、それぞれの症状を説明していきます。

外壁が色あせている

外壁に著しい劣化が見られなくとも、外壁の色が当初より色あせをしている場合は、塗り替えを検討したほうがよいでしょう。外壁の色あせは塗膜劣化が始まっている証拠でもあります。
早急に塗り替えをおこなう必要はありませんが、塗り替えの目安の一つとして覚えていただくとよいのではないでしょうか。

 

2-2.チョーキング

外壁を触った時に、白い粉が手についたことがないでしょうか?
実はこのことを「チョーキング現象」といいます。これは紫外線や直射日光、風雨などが原因となり、塗装の表面が劣化して起こるものなのです。
このチョーキング現象を放置しておくと、外壁のひび割れやカビの発生などにまで発展する恐れがありますので、早めのメンテナンスが必要です。

2-3.塗膜の膨れ・剥離

外壁の塗膜が膨れていたり、剥がれていたりしませんか?実はこれも外壁塗膜の劣化が原因で、塗膜の膨れ・剥離を放置しておくことで、外壁内部へ雨水が浸入しひび割れ等を引き起こす恐れがあります。

2-4.クラック(ひび割れ)

外壁のひび割れのことを「クラック」といいます。
クラックの幅が0.3mm以下のものをヘアークラック、0.3mm以上のものを構造クラックと言い、構造クラックがある場合には、早急なメンテナンスが必要となります。クラックを放置しておくと、そこから雨水がどんどん浸入し、カビなどの原因になる他にも住宅の強度低下の問題も引き起こす恐れがあります。

 

2-5.シーリング材の塗膜剥がれ・割れ

サイディングボードの継ぎ目や窓のサッシ回りなど、シーリング部分が劣化し亀裂が生じていることがあります。
シーリング材が劣化している場合は、「増し打ち」や「打ち替え」をおこない、目地部分からの雨水の浸入を防ぐ必要があります。
このように外壁材の劣化においても、様々な劣化のサインがあります。
まだ早急な対策が必要でないものから、住宅の構造劣化に繋がる重大なものまで、いくつかありますので、劣化進行度が高の劣化が見られる場合には、早急に専門家へ相談をしましょう。また、紫外線によくさらされる住宅は屋根の劣化スピードも速くなる傾向があります。
直接確認するのは難しいので、不安な方は外壁塗装の見積もり作成時に屋根も確認してもらうとよいでしょう。

 

外壁材による違い

外壁材によっても、塗り替えタイミングが異なります。
国内の外壁材で最も使用されているのは、およそ80%の国内シェア率を誇る「窯業系サイディング」です。

窯業系サイディングは、セメントと繊維質を混ぜ合わせて板状にした素材で、耐久性やデザイン性が高く、人気の外壁材となっています。

この窯業系サイディングはセメントが原料であることから、防水のため基本的に定期的な塗装が必要です。

また、セメントや砂、水を混ぜた塗料で仕上げるモルタル外壁も同じく、一般的には塗装をしなければなりません。

窯業系サイディングやモルタルの外壁の住宅では、既存の塗膜の耐用年数に合わせて、塗り替えを検討することになるので、覚えておきましょう。

モルタル外壁

モルタル外壁とは、泥のような質感の材料をお家に塗り固めて作る「塗り壁」の一種で、昔から使われている外壁材です。 表面がボコボコ・ザラザラしている仕上げ方で作られていることが多く、このような模様や仕上げは、職人さん一人一人の腕が発揮されるため、味のある見た目を出すことができます。 モルタル外壁のような塗り壁は、どうしてもひび割れしやすい性質なので、ひび割れ補修は欠かせません。

サイディング外壁

サイディング外壁とは、「サイディングボード」と呼ばれるパネル状の外壁材を、お家に張り付けて作られる外壁。 モルタル外壁は塗り壁となるため、手間や時間が掛かったり、施工できる職人さんが限られてしまいますが、サイディング外壁は、サイディングボードを張り付けて作るため、塗り壁に比べて施工が簡単です。 さらに、レンガ調や石材調など、オシャレなデザインが豊富にあることも、選ばれやすい理由の一つかもしれません。 ただし、サイディングボードのメンテナンスだけでなく、ボードの継ぎ目に入れられているコーキング(シーリング)部分の補修も大切。 また、サイディング外壁は、窯業系(ようぎょうけい)・金属系・木質系・樹脂系の、4種類に材質を分類することができるため、それぞれの劣化症状や塗装時期を確認してみましょう。

窯業系サイディング

サイディング外壁の中でも、一番使われていると考えられる種類で、セメントが主な成分です。 デザインの種類も一番多く人気ですが、水に弱く、湿気や雨水を吸収して生まれるトラブルもあります。 また、サイデイングボードの継ぎ目をメンテナンスするコーキング(シーリング)工事も大切です。

金属系サイディング

金属で出来ているサイディング外壁は、外壁の上から新しい外壁材を被せるように張り付ける、「重ね張り(カバー工法)」というメンテナンス方法でよく使われます。 外壁材は二重になるのは、お家全体に大きな負担が掛かってしまいますが、金属系サイディングはとても軽いのが特徴なので、カバー工法にぴったりなんです。 ただし、サビが発生する恐れもあるため、定期的なメンテナンスは欠かせません。

木質系サイディング

本物の木材を使っている木質系サイディングは、木目調の窯業系サイディングでは出すことができない、自然の風合いが魅力です。 以前は防火性による制限があり、種類に限りがありましたが、現在は特殊な加工がされることによって、使いやすくなってきています。 ただし、ほかのサイディングに比べて、取り扱うメーカーや施工経験のある業者さんが少ないため、総合的に見た選択肢は少なめ。 また、本物の木材が使われている分、気温や湿度による変化が大きくなりやすいため、メンテナンスも気を付ける必要があります。

樹脂系サイディング

塩化ビニル樹脂を原料にして作られているのが、樹脂系サイディングで、軽くて扱いやすく、雨水にも強いというメリットがあります。 樹脂系サイディングは、表面にペンキが塗られて色が付いているわけではなく、素材そのものに着色されているため、色あせに強く、剥がれる塗装もありません。 また、コーキング工事が必要ないという点も、大きなメリットです。 メリットの多い樹脂系サイディングですが、デザインの種類は少なく、日本ではあまり普及されていないため、施工できる業者さんも少数というデメリットも。

ALC外壁

ALCとは軽量コンクリートのことで、一般的なコンクリート外壁に比べて、軽く扱いやすい外壁材です。 窯業系サイディングと同じように、ALCボードと呼ばれるパネル状の外壁材を、お家に張り付けて、継ぎ目はコーキング(シーリング)工事を行います。 マンションや駅など、大きな建物に使われやすく頑丈ですが、水分に弱く、定期的な塗装工事が欠かせません。

コンクリート外壁

強度が高く、打ちっぱなしのデザインなどは近代的でオシャレな外壁です。 ただし、水分を吸収しやすく、ひび割れやカビの発生、鉄骨のサビというように、頑丈な見た目よりもお手入れが大事な外壁。

金属製外壁

ここでの金属製外壁は、金属系サイディング以外の外壁材についてお話しさせて頂ければと思いますが、昔から使われている「トタン」と、トタンよりも新しく登場した「ガルバリウム鋼板(こうはん)」という2種類があります。 どちらも金属製のため、外壁材そのものはひび割れがなく頑丈ですが、サビには注意が必要です。 ガルバリウム鋼板は、サビに強いという強みを持っていますが、トタンに比べるとサビにくい、というだけであって、絶対にサビないというわけではないため、メンテナンスをしないままでいると、サビが広がってもろくなる恐れがあります。

漆喰(しっくい)壁

漆喰壁は、石灰が主な成分となっている外壁で、お城などによく使われていますが、もちろん住宅にも使われる外壁材です。 モルタル外壁と同じように塗り壁の一種で、メンテナンスフリーと言われやすい外壁材の一つ。 しかし、下地の施工方法や、施工不良によっては、剥がれ落ちてしまう事もあるため、定期的に点検しておくのが安心です。

タイル壁

タイルは、メンテナンスする必要がない外壁材と言われていますが、タイル一枚一枚がしっかり取り付けられていないと、剥がれ落ちてしまうこともあります。 また、下地がモルタルやコンクリートなどで出来ている場合は、下地部分が劣化すると、ひび割れや崩れが起きてしまうんです。 そのため、たとえ見た目に変化がなくても、業者さんにお願いして定期的に点検してもらいましょう。

レンガ造り

レンガ造りは、メンテナンスフリーと言われる外壁材です。 欧米の建物によく使われており、とてもオシャレな外壁材ですが、コケや汚れは付いてしまうので、高圧洗浄機を使って洗い流すなど、美観を保っておくのがオススメ。 また、レンガの見た目に似せたサイディング外壁が多いため、メンテナンスの有無を間違えないように注意しましょう。

外壁塗装に適さない気候条件とは?

家に長年住み続けると外壁の塗膜が少しずつ剥がれていきます。色あせたマイホームを見て「きれいにリフォームしたい」と考える人も多いのではないでしょうか。塗装は外観の美しさを保つだけでなく、家を長持ちさせる効果もあるので、定期的に塗り替えの必要がないかチェックしておきたいところです。 では、塗装工事を行うにあたってベストな時期はあるのでしょうか? まずは、外壁塗装に適さない気候条件を確認していきましょう。塗料は「気温5℃以下、湿度85%以上」になると乾燥が遅れてしまいます。つまり、湿度が高い雨の日や冬の寒い日などは、塗装工事を行うことができません。このような状況下で無理に塗装を行うと、塗料に雨水が混ざることで仕上がりが悪くなったり、乾燥が不十分なうちに重ね塗りをすることで後々塗装が剥がれてしまったりする場合があります。 塗料を美しく塗るためには、気温と湿度が適切な日に塗装工事を行うことが大切です。

外壁塗装における季節ごとのメリット・デメリット

外壁塗装に適した時期になると、気温が一定以上で空気が乾燥している季節が望ましいでしょう。とはいえ「気温5℃以下、湿度85%以上」という条件さえクリアできれば、一年中いつでも外壁の塗装工事は可能です。気候が安定した春・秋だけでなく、夏・冬に塗装工事を行うメリットもあります。 季節ごとの特徴を以下にまとめましたので、ひとつずつ見ていきましょう。

春:湿度が低いことから塗料が乾きやすく、工事にはベストな時期 4・5月は不安定な天候が多く、作業期間が伸びてしまう
梅雨:雨が降っていなく適切な湿度を守れば、今の塗料なら問題ない    雨の日は工事ができないため、工期が長引く可能性あり
夏:気温が高いため塗料の乾きが早く、塗料の伸びもよいため作業を早く進めることができる    養生をするため窓を開けることができない
秋:空気が乾燥しており気候も穏やかなため、施工がしやすい季節    台風のシーズンとなるため、天候が不安定となり、工期も延びやすくなる
冬:空気が乾燥しているため塗料の定着がよいこと、また養生で窓を閉めたままでも支障がない    日照時間が短いため、他の季節と比べ作業可能な時間が短くなってしまうこと、気温や霜・積雪の影響で工期が延びる恐れあり

このように各季節によってそれぞれメリット・デメリットがあります。

また、季節のメリット・デメリットを考慮した施工以外にも、各ご家庭のライフイベントに合わせての施工も多く、実際に「お盆や年末年始の親戚の集まりに合わせて施工をしたい」

という工事の依頼で、7月から8月にかけてや10月頃からの年末完工に合わせた時期は工事が増加する傾向にあります。
施工がしやすいと言われる春や秋は、その他の季節と比べ、着工数が多い傾向にあります。

また、お盆・年末年始の親戚の集まりに備えるために、7月や11月の施工が多くなっています。

その他の月では、着工数はさほど変化は見られませんでした。

いつ塗装をおこなうのかは、季節のメリット・デメリット、各ご家庭のライフイベントに合わせて決定するとよいでしょう。

外壁塗装に決まった最適な時期はない!?

塗装工事に於いて、気温や湿度を重視する場合には一般的に外壁塗装のベストシーズンは春・秋とされ、雨が多い梅雨の時期は避けたほうがよいと言われています。ただし、春・秋のような天候が安定した季節に塗装工事を行ったとしても、雨や風などのリスクゼロになりません。では、一体どのタイミングで塗装工事をするべきなのでしょうか?

春・秋にも存在するデメリット

春・秋に塗装工事を行ったとしても、工事予定日に前線や台風の影響を受ける可能性があります。天気予報で晴れると言われたとしても、予想が外れて雨になるケースもあるでしょう。つまり、100%安心して塗装工事を行える季節はないのです。 また、住んでいる地域によっても気温・湿度・天候などが異なるため、一概に春・秋に塗装工事を行ったほうがよいとは言えません。例えば、降雪量が多く気温が低めの地域であれば、冬は積雪量が多いため難しくなりますが、春・夏・秋にさまざまな場所で塗装工事が行われています。

時期によっては費用をカットできる可能性も

気候条件のみを考えて外壁塗装の時期を選ぶのではなく、コストに注目して選ぶという方法も有効です。業者への受注数が減る「梅雨の時期」であれば提示価格が安くなるため、安い金額で塗装工事ができる可能性があります。「塗り替えをしたいけれど、費用面が気になる」という人は、梅雨の時期も選択肢に入れてみましょう。知識と経験を併せ持った腕のよい業者を選べば、季節に関わらず質の高い塗装工事をしてくれます。 また、冬に外壁塗装をする場合は、湿度が低いため塗料が乾きやすくなるというメリットも。積雪量が少ない地域でしたら、冬に塗装工事を行うという選択肢も考えられるでしょう。どの季節にもメリット・デメリットがありますので、地域の特徴やコストについて考慮しつつ、適した時期を選びたいところです。

業者に相談して最適な時期を選びましょう

最適な時期を待っている間にも、外壁の経年劣化は進みます。外壁やコーティングの割れ目、塗装の剥がれなどをそのままにしておくと、外壁が腐食して崩れ落ちたり、断熱性が低下したりする可能性があるのです。このような危険を避けるためにも、塗装工事をいつ行うべきか、早めに業者に相談しておきましょう。プロであれば、専門知識や経験を元に適切な時期を判断することができます。 また、塗装工事は1日だけでは終わりません。外壁の状態をチェックし、下塗り・中塗り・上塗りなどの工程をすべて完了するまでに10~14日はかかるでしょう。その間、自宅はビニールで覆われ、足場が組み立てられた状態になります。自身のスケジュールと照らし合わせて、予定期間中に塗装工事を行っても問題がないかをあらかじめ確認しておきたいところです。

結論塗装は季節よりも業者が大切!

外壁塗装をする場合、どの季節に塗装工事を行うかは大切な検討事項のひとつです。時期によって塗装工事の料金や施工スピードに違いが出るケースは少なくありません。それだけでなく、天候が崩れやすい時期を選んでしまうと、工期が延びてしまう可能性も考えられます。とはいえ、前述したとおり外壁塗装は基本的にどの季節でも行うことが可能です。春や秋以外だからといって、必ずしも塗装の仕上がりが悪くなるという訳ではありません。信頼できる業者であれば、予期せぬ雨が降ったとしても、しっかり下地が乾いてから塗り直しをしてくれるでしょう。また、塗装ムラなどのトラブルが生じた場合も同様に、最後まで責任を持って対応してくれます。つまり、塗装工事をするうえで大切なのは、季節選びよりも業者選びなのです。

優良な業者を選べば塗装工事の時期について悩む必要もありません。双方で必要な情報をきちんと提供し、そのうえで工事のスケジュールを組むことになります。塗装工事の時期に限らず、そのほか疑問点や要望があれば、業者はその点についても説明をしてくれますので、ささいなことでも事前に相談するようにしましょう。 ただし、なかには依頼主への説明を怠る業者や、見積もりを作成しない業者も存在します。このような業者と契約をしてしまうと、突然の天候不良にも適切に対応してもらえず、塗装工事の仕上がりに影響を及ぼす結果になりかねません。外壁塗装に適した季節だけでなく、さまざまな知識を身につけておくことで、自身に合った優良な業者を選ぶことが大切です。大切な家の外壁塗装。季節ごとのメリット・デメリットを知ったうえで、信頼できる業者と賢いタイミングを選んでくださいね。

 

外壁塗装はリフォームを同じ時期にやった方が◯

外壁塗装をおこなう際には、家の周りに足場を設置します。家の大きさや形状にもよりますが、足場設置には費用がかかりますので、足場設置のタイミングに合わせ、お家のリフォームをおこなうとよいでしょう。

4-1.屋根塗装

外壁塗装と屋根工事は同時にした方が俄然お得です。外壁の塗装のみをする際にも、足場の設置は必ずおこないます。屋根塗装と外壁塗装を別々におこなうと、その時に支払う金額は安くなりますがその都度足場を組み、合計すると高くなってしまいます。足場を一度かけたときに同時に行うのがおすすめです。

4-2.太陽光パネルの設置

SDGsの国の推進もあってか、近年ソーラーパネルを設置するお家も増えてきました。太陽光パネルを設置する際にも、外壁塗装、屋根塗装と同じく足場の設置は必要です。そして、一度太陽光パネルを設置した後に屋根塗装をおこなうとなると、太陽光パネルを外して塗装をしなければなりませんので、太陽光パネル設置を考えられている方は、合わせて外壁・屋根塗装をおこなうとお得になります。

まとめ

外壁塗装をおこなう際のタイミングは、お家の築年数や劣化状況、使用されている塗料によって変わってきます。
築10年などお建物の節目を迎える時期や、外壁にひび割れ、劣化等気になる症状が出た際には、そのまま放置をせず、塗装業者に塗り替えが必要かどうか、外壁の劣化診断をおこなってもらうようにしましょう。
実際に外壁塗装を行うことが決まってから、季節やご家庭内のライフイベントやその他のリフォームのご予定に合わせ、どの時期に塗装工事をおこなうのか、決定するとよいでしょう。
朝日塗工では、お客様に寄り添った接客を心がけております。過度な営業や販売は一切せず、きちんと現状をプロのスタッフが見極めた上で最適なご提案をさせていただいております。
外壁塗装の事でお悩みの方はまず弊社までご相談ください。